SQUID磁化測定装置専用の静水圧用圧力セル、一軸圧用

圧力セル及び物性測定装置専用の輸送特性用圧力セルを

トータルシステムにて安価に提供します。


 

 

  物質の物性評価手段としての高圧発生技術は近年飛躍的に発展しています。

今日物性研究によく使われる圧力発生装置の中で、最も多く使用されているのが

小型で安価に作製できるピストンシリンダー型高圧発生装置です。 SQUIDを利用

した磁化測定装置を利用している研究者の間で、試料に高い圧力をかけて磁化を

測定したいというニーズが非常に高まってきています。 これは、新材料あるいは既

存の材料でも、それを極限的な環境に置くことで、今まで発現していなかった潜在

的な性質を発現させ、その中から「使える」性質を発見しようという目的で行われて

います。

 


静水圧用圧力セル

一軸圧用圧力セル


 

 

  

仕様表

 

型 式 LPC-15 XPC-5
加圧方式 静水圧 一軸圧
加圧媒体 ダフニーオイル
最大印加圧力 1.0GPa 500MPa
主材質(※) CuBe CuBe
サンプルスペース内径 φ2.7mm φ3mm
セル外径 φ8.6mm φ8.5mm
セル長さ 約155mm 約180mm
セル質量 約70g 約70g

※MP35N等の他の材料にても承ります。

 

 

 

 

ハンギングサポート式

輸送特性用圧力セル

静水圧荷重 3.0GPa@ 室温

4端子2 ツイストペア8リード

物性特性測定システム用

新型ハンギングサポート式

連続加圧の測定が可能

 


   新型圧力セルはハンギングサポート式を採用しました。 これにより、 1.荷重を加える毎の

  測定リード線の取付け・取外しが不要になります。 2.室温で、抵抗変化を荷重可変の連続

  測定が可能になります。 純ビスマスやマンガニン線の抵抗測定ができます。 3.下部クランプ

  ボルトへの応力分散がなくなり効率良く加圧できます。

 

仕様表

       ※ HPC-33 型シリンダーは、 NiCrAl 製インナーシェルが組み込まれた二重構造をしています。

 

 

 

CDM-5PAS

 

仕様表

型  式 CDM-5PAS
最高使用圧力 高圧70MPa  低圧2MPa
シリンダ最大荷重 50kN(5トン)
シリンダストローク 100mm
無負荷時プレス台高さ 200mm or 220mm
シリンダ内径 φ30.2mm
シリンダ受圧面積 7.16cm²
シリンダ最小全長 236mm
シリンダ外径 φ45mm
ピストン径 φ26mm
システム質量 約10kg

微量ポンプ付き10トン油圧プレスも用意しています。


 

 

静水圧用圧力セルサンプルに掛かる圧力(F)と任意荷重(f)

  F=f×(シリンダ受圧面積)/(サンプル空間内断面積)

    =f×7.16cm² /π×(2.7mm/2)²

    =f×125

 

一軸圧用圧力セルサンプルに掛かる面圧力(F)と任意荷重(f)

  F=f×(シリンダ受圧面積)/(サンプル断面積)

    =f×7.16cm² /4.0mm²

    =f×179

 

  MPa kgf/cm² bar
MPa  1 10.197  10.33 
kgf/cm² 9.807×10-² 1  1.013
bar 0.1013 1.033  1

圧力補正係数を以下の通り、訂正します。(2010/9/30)

Pb、Snの超伝導臨界温度(Tc)の圧力効果から、低温下での圧力(F)は、次式より計算されます。 (Boughton,Olsen

and Palmy より)

 F(Pb)= {7.20-Tc(Pb)}[K]/(0.348±0.007)[K・GPa-1]

 F(Sn)= {3.722-Tc(Sn)}[K]/(0.327±0.010)[K・GPa-1]